元ニートの恋の終わり
元ニートの恋の終わり
恥ずかしい話だが、SNSで偶然に知ったある女の子に完全に惚れてしまって、毎日、毎時間のように頭にその子のことが浮かんできた。
一度も会ったことのない女の子に惚れるなんて、人生で一度も経験が無かった。人を好きになること自体が、実に14年ぶりだった(ニートを10年もやっていたしね)。
長年のニート生活から、対人恐怖症的になっていたし、コミュ障だし、特に女の子は大の苦手でビビっちゃうしで、もう少し時間を置いて(対人関係の修行をして)から会いに行こうと思っていた。
このところ、メンタル不調で全然仕事に集中できない流れが来ていた。そんな時に、「悪の華」という漫画を読んでいたら、やけに素敵な告白シーンが作中に出てきて心に残り、何度も告白シーンを読み返した。
一晩寝て、起きて、「あぁ・・もう会いに行ってみようか」と急に決意した。もうこの決定の瞬間から、常時ドキドキが止まらなかった。半端ない緊張感だった。
数日後、彼女のバイトする飲食店に会いに行ってみた・・・
入る前は死ぬほど緊張した。アウェー過ぎる環境。上手くいかない理由が無数に湧いてきた。
実際に会ってみた
他に邪魔者(客)がいたので、自分が話したいように話せなかった。まぁ、良くも悪くも無難な会話に終始した。
心の中に違和感が常にあった。
なんか思ったよりドキドキしなかったのよ.....。
家に帰って、激しく失望した。
自分が彼女に抱いていたイメージとは違ったんだ....。あまりに美化し過ぎていたのだろうか。それとも.....何だったんだろうか。自分でもわからない。
燃え盛っていた恋の炎が、どんどん小さくなっていくのを感じた。まだ好きかと聞かれれば好きだし、気になる。でも、もう前のようには心が燃えていない.....。
失望したのは、彼女に対してではなく、中途半端な現実に対してだった。どうせなら恋する気持ちが燃え上がったまま、彼女に相手にされず、あっけなく散った方がよっぽど望んだ結果だと心底思った。
切なすぎた。世界があまりに中途半端で、美しくなくて・・。
嘆いた。
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それから1週間たった。もう元気だ。悪い恋じゃなかった。ずいぶんと自分は変わった。良い方向に。これで良しとしよう。
さーて、仕事するか、、しざる負えない状況だな。笑。
と、いった感じだw
ではでは。