元ニート深海ブログ

社会不適合者が生きる

精神年齢を重ねることについて

 

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長期ニート経験者なら、自分の精神年齢が何年もまるで変わっていないような感覚を嫌というほど味わったはずであります。

 

同世代がどんどん大人っぽい顔つきになっていく。自分の顔を鏡で見て引きつり叫ぶ。

 

なんて幼くて気持ちわりー顔してんだよ!

 

ーー

 

今年。珍しく自分は精神年齢を1つ重ねたような感覚がしています。少しだけ大人になったのであります。きっと。

 

それでは、なぜ今年は精神の成熟ができたのか?

  

ーー

 

おそらく「ビビる行為」を繰り返し実行したからだと思います。

 

対人恐怖症気味の人間が、初対面の人に会うという、精神的に「負荷」の掛かることを繰り返して、ある程度は「人に会うことに慣れたから」なのだと思っています。

 

人の精神が成熟する理由というのは、個々のケースで様々な要因があり、とても理解できるものはでないように感じています。

 

しかし共通して言えることは、

 

新しい負荷が人に加わり、その負荷に耐えて慣れると、一定の精神の成熟が与えられるのではないか?

 

ということです。

 

ーー

 

精神の負荷の種類はそれこそ多種多様です。

 

責任の重さ、肉体的な辛さ、恥ずかしさ、面倒くささ、恐ろしさ、、、、色々あります。

 

そして、その負荷を繰り返し、耐えて、「慣れること」さえできれば、新しい自分になるのだと思います。

 

逆に、負荷の単発で、「慣れる」という段階まで昇華できないと、十分な精神の成熟に繋がらないことが多いのかなーっと(強烈なの一発みたいなのもありますが)。

 

ーー

 

今年、自分が少しばかり繰り返した負荷は、初対面の人に会う恐怖感でした。何度もビビった。何度かは何もできずに立ちすくみ、何度かは乗り越えました。

 

結果的に、自分の対人恐怖レベルは下がりました。初対面の人と会うという、精神的な負荷を繰り返し、ある程度は慣れたのであります。そうして少しばかりの精神的な成熟に恵まれたのかなーっと。

 

また弱点を少しは克服して、成長したという事実が、成功体験として脳に快楽として刻み込まれ、「もっと成長したい」という欲求が自然に湧いてくる感じなっています。少しだけね(笑) いずれにせよ、これは素晴らしいことのように思っちゃいます。

 

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ところで、「バンジージャンプ」ってのは、元はどっかの民族の成人のためのイニシエーション(通過儀礼)だったそうですね。若者が大人になるために通過しなきゃいけない試練だったわけです。

普通の人達は、受験・部活・就職・昇進・結婚・出産などと、人生の定番の試練が与えられ、それを乗り越える過程において精神の成熟を果たしていきます(一種のイニシエーションを乗り越えて精神の成熟がなされていく)。

 

しかし、自分のような普通レールから脱落してしまったニートには、定番のイニシエーション(試練)がレール上にはありません。自分自身でイニシエーションを創り、それを乗り越えていかないと、精神の成熟を手にすることができないのだなぁ...っと。

 

そして性格・経験・能力・肉体・年齢などが、普通の枠から外れまくってしまっているであろう長期ニート達が立ち向かうイニシエーションは、普通の人達から見れば「低レベル」「滑稽」「痛い」ような行為になりがちでありましょう。

 

ま〜しゃないよね♪

 

ところで、精神の成熟とかイニシエーションって、それ自体を一番の目的にしてやることじゃない気もしますね。何かに向かって頑張っているうちに副産物として自然に生まれるものっていう気もします。

 

来年はどうなるのでしょか。ようわかりません。

 

ただ、できることなら精神年齢の方も、来年は成長できたらいいなーっと(笑)

 

それでは皆様、良いお年を!

 

ではでは

 

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