シェアハウス宿泊編
【出発前日】
風邪が悪化。こんな時に狙ったように風邪をひく俺..。
荷造りを簡単にした。
不思議と大きな緊張感はない。
たぶん行くシェアハウス関連の情報を集めて、そんなに難易度が高くないと予想しているからだと思う。
自分の臆病さは筋金入りだからビビるときはビビる。
ちゃんと無意識の計算が働いているんだと思う。
そんな大事にはならないって。
まぁ、明日になればビビるんだけどw
【出発当日】
起床。昨日よりは体調が良い。助かる。
朝から象が車を襲ってる動画とか見た。
さて、最後の荷造りをしますか...
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ずっとFC2ライブでやっていたアニメ版のカイジを見ていた...さて行くか..。
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10年ぶりぐらいの新幹線。
ドナドナである。
車内、気づいたら独り言をブツブツ言ってる、この癖治さなきゃw
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最寄駅に到着。
しんどい。何故か笑えてくる。
笑うしかない状況なのである。
【到着編】
着いた。
なぜか着いて早々に「会議」に参加した。
ゆるーい会議とはいえキツいものがある。
ボスを除いて、他はシェアハウスの住人すらいない会議だ。
10年近く社会から孤立していた人間には辛いものがある。
「w」とか「笑」とか使いたいが使えないぐらい辛いもんのがあったw
会議が終わり、初めて部屋に案内され、ブログを書いている。
既にもう帰りたくなってきたw
言葉にできないねwもう色々とw
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部屋の床(畳)が傾いている。
正直言うと、これだけで無理だ。
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着いて3時間。もう俺の3年に相当するんじゃないだろうか。
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一泊で良かったな....今からキャンセルしたいw
少しは頑張ろうかw
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あのね、ニート10年のブランクを嫌というほど感じる。ほんの数時間で (苦笑)
友達と会ってるだけじゃわからないねw
友達もどっちかって言うとダメ人間だしw
【夕食編】
ここから実況的にあった出来事を沢山書いたのだが保存ミスで消えてしまった...
仕方ないので思い出したことを書く。
自分と同じく来客の外国人が無双状態だった。喋りまくり、動きまくりである。
食事の際に音楽をスマホで鳴らして食う住人が一人いた。正直、度肝を抜かれた。
皆で飯食ってる時に、音楽鳴らさないだろ普通w
この食事体験で改めて理解した。住人全員なんかと打ち解けられるものではないのだと。気が合う人なんて極々少数。どう考えても、未来永劫打ち解けないような人もいるのだと。
なんとか話せそうなメンバー4人と「怪談話」をした。というか、ここでも外国人の独壇場だった。自分も体験したことを少し話した。酒の力もあり楽しめた。
※ここでポイントなのが、自分以外の3人は全員シェアハウスの住人ではなく、一時的な滞在者である点。住人は基本的に無理だと思ったw 年齢も一回り違うしw
【二日目】
もう昨日の時点でハッキリとわかっていた。
自分はこのシェアハウスに住むことも、他のシェアハウスに住むこともない。
シェアハウスをいざ体験してみると、人との距離が近すぎる。物理的にも、心理的にも。
自分には合わない。
早々にシェアハウスを出て、栄えている駅にまで行き喫茶店に行き、早くも次の行動をどうすればいいのかと考えていた。
人とのコミュニケーション不足によって生じるメンタル不安定という自分の課題をどうやったら乗り越えられるのかと思った。
解決方法案として、シェアハウスの選択肢は完全に消えた。これはこれで良い。前進だろうって思った。
バイトするしかないのかなとも思った。
なんかアイディア出して乗り切れないのかな!?とも強く思った。
別に金にならなくても良いっていう条件があるのに、バイト以外でコミュニケーション不足の問題って片付かないのかなって思った。
東京に帰ったら考えて、調べて、行動に移そうって決めた。
とにかく勢いを殺したくないなんだって思った。恐怖感、焦燥感もチラチラした。
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もうシェアハウスで住むことはないと腹は決まっていたし、また部外者であり住人と馴染めない自分には居心地が悪かったので、3泊の予定を2泊に縮め帰ることをオーナーに伝えた。
自分は人から嫌われることを異常に恐れている。だからオーナーに早めに帰ることを伝えるのを恐れた。臆病者だしね。
その時にふと理解した。
近所のコンビニのバイトに一人だけ生理的に無理と感じる奴がいた。こんなこと珍しい。そのバイトは「ありがとうござます」と言う時に、かなり強く”媚びる表情”をするのだ。それが特に不快だった。
そのバイトの”媚びる態度”と、自分がオーナーに伝える際に”媚びる態度”はそっくりだった。
自分自身が不快に感じる媚びるという性質を、彼の中に投影して見ていたのだ。
無意識レベルでは自覚していたのだが、意識レベルでは無自覚だったのだ。
【三日目】
誰も起きていない早朝にシェアハウスを出た。
オーナーは人格的に素晴らしい人のように感じた。
人間として出来ていて成熟していた。
感謝の念と、仕方がない事とはいえ、シャアハウスに合わず早々に退散することに後ろめたさを感じた。
シェアハウス体験はあくまでも良い体験だった思った。
最後に自然の中を二駅先まで歩いた。
言葉で表現できない妙な心理状態だった。
【帰りの車内にて】
自分のこころの中にエネルギーが消えていないか確認した。
心の中には確かに少しは熱があった。
ふと、それは「生のエネルギー」なんだなと思った。
普通の表現だと「活き活きする力=活力」といった感じか。
今回の行動は自分にとっては危険もあったし、刺激もあったし、未知の世界への小さな冒険であったわけだから、生々しいエネルギーを呼び起こしたわけなんだな。
なんて表現すればいいのか、人間にとって最も健全な種類のエネルギーなんじゃないかなぁ。
活力に満ち溢れたスポーツ選手が「挑戦することが大事!」みたいな意識高いことを、ハキハキした口調でインタビューに答えるイメージが浮かんだ。
未知への挑戦であって、危険があり、緊張があり、期待がある。
嫌でも心体からエネルギーを絞り出される状況。
冒険だの、挑戦だのは、
生命に”張り”をもたらす妙薬らしい。
自分の感じたことを、ありのままに言葉にしたら、くどいポエムのようになってしまった。
挑戦だの何だのが活力を与えるってのは、マトモな人達なら「若い時からとっくに経験済み」であって、いちいち言葉にするのすら憚れるようなことなのかもしれない。
だけどマトモではない自分のような人間はこんなことを思ったりしたのだ...。
【到着後】
コーヒーと緑茶で摂取したカフェインが切れた副作用なんだろう、いつも通り憂鬱が襲ってきた。
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シャワーを浴び、歯をよく磨き、このブログを書いた。
昼の12時。
今日は休む。
虚脱感。
なんとも言えない心理状態だ。
経験がない心理状態なのか、もう忘れてしまった心理状態なのか。
言葉で表現できない心理状態だ。
がまがえる